基本方針と重点目標

令和3年度・令和4年度 基本方針と重点目標

基本方針
 本連盟は昭和27年の創設以来、本年70周年の節目を迎える。輝かしい歴史と伝統に支えられ、先人諸剣士の並々ならぬ努力と功績によって受け継がれている本連盟は、「以和為剣」の精神を継承し、剣道を通して心身並びにその技能の錬磨に精進し、会員相互の「融和」を基調としながら更なる活動を進める。今後の発展を期するべく、「剣道の理念」を通して剣道の普及・愛好により一層努め、そこに示される「人間形成の道」を求めて修養し活動することを基本方針とする。


重点施策と重点項目
 本連盟は、全日本剣道連盟「剣道の理念」に基づいた剣道の普及振興を図る。

1.定例稽古会
①指導者養成研修会(連盟稽古会)・高段者稽古会(5段以上)・形稽古会。
 会員の剣道技能の向上、指導力の育成を目指した稽古会・研修会を実施。
②女子稽古会~女性剣士活動の場を広く求め、技能の向上と指導力の育成を目指し稽古会・研修会を実施。
③小・中学生杉並区代表選手強化稽古会~杉剣連の次世代を担う少年少女及び若手剣士の育成・強化。
 春季・夏季・秋季~各種大会に向けての強化稽古。
④一般杉並区代表選手強化稽古会~代表選手に対して、競技力向上と団結・親睦の輪を広げる事を目的に実施。
⑤他、連盟合同稽古会の実施~大会終了後、会員の親睦と剣道レベルアップを図る。
⑥都立高校体育館使用~剣道技能の向上を図る為、杉並区の施設開放事業を活用し稽古会を実施。

2.講習会
①審判講習会~現在実施している大会当日実施の講習会を更に充実させ、審判技能の向上を促す。
 審判員として、剣道試合審判規則に精通し、有効打突を見極め、適正公平な審判に努める。
②剣道講習会~主に外部講師を招聘して、連盟会員の剣道技能向上を積極的に図る。
③剣道形講習会~日本剣道形学習の機会を作り、技能の向上と理合の理解と習得、指導力強化を図る。

3.大会等の開催
①諸大会の充実した運営~常に会員の掌握に努め、適正規模の大会を目指す。
②区民体育祭剣道大会~区民の生涯スポーツ活性事業の一端を担って主管し成功させる。
③各種対外試合~本連盟の代表として自覚を持って試合に臨むこと。

4.加盟団体・登録団体との相互理解
各団体との相互理解と、一層の協力関係を深める。
①剣道人口の増加に努める。
②小・中・女子剣道の普及発展をさらに図り、資質の向上と技能の習得に励む。
③段級審査における合格者の増加を目指す。
④日本剣道形・木刀による剣道基本技稽古法の修錬とその指導の徹底を図る。

.事務運営の効率化と充実
①事務の多様化に伴い、加盟団体・登録団体との協力関係を深め、大会等係員派遣に協力し相互の連絡を密にする。
②会計の管理及び監査の徹底を図る。
③情報機器の活用を図る。
④個人情報保護法の条例化(17.4.1)に伴い、個人情報の遵守にあたる。

6.剣道の事故防止に努める
活動中の事故防止に細心の注意を払い、その為の稽古法や指導法を工夫し、更なる安全に努める。
可能な限り各自の傷害保険への加入に努める。

7.感染症対策の徹底
事業の実施に際しては、現在、全日本剣道連盟及び東京都剣道連盟から通達が出されている感染症防止の為の種々ガイドラインを遵守しての活動を徹底し、その防止に努める。さらに医師等の指導に基づき、専門的知見を取り入れた事業運営を目指す。